【レーシック手術】治療費用でクリニックを比較しようブログ:2014/03/08
くだらないことで不条理なお父さん…
ぼくが小学生の頃、
勉強でわからないところがあってお父さんに聞きに行くと、
最初は機嫌よく教えてくれようとするが…
結局理解できず最終的に
「授業をちゃんと聞いとかないからだ」と逆に叱られた。
中学、高校の思春期に入ると
ぼくはお父さんによく反発するようになった。
その時ぼくがよく思ったのは、
お父さんのようにはなりたくない…ということだった。
安月給の中小企業サラリーマン、
会社でストレスを溜めてきては家庭でやつあたり、
休みの日は家でだらだらとテレビの前で横になり、
そんなお父さんに対し
母はぶつくさとぼくに愚痴をこぼす。
ぼくはお父さんが嫌いなわけではなかった。
ふざけたことばかり言うお父さんが好きだった。
だが、お父さんのようにはなりたくなかった。
ぼくが大学に入った頃、お父さんは鬱病にかかった。
会社の経営が傾いたことが大きな理由だった。
お父さんの苦労など気にも留めず、
ぼくは近所にアパートを借りて家を出た。
時々家に帰ると平日の午後なのに
お父さんは会社にも行かずテレビの前で横になっていた。
ぼくを見ると相変わらず冗談を口にするが、
その顔には疲れがにじんでいた。
人生への疲れに見えた。
就職してからぼくは、
お父さんの苦労が少しずつわかるようになった。
ぼくはストレスから2年で会社をやめ、
今は公務員を目指して勉強している。
お父さんはまだ病気と闘っている。
母によると、
会社も以前よりは行けるようになったそうだ。
24時間24時間を、自分と戦いながら生きている。
おとうと、母を守る為に…
もしかしたら
ぼくにお父さんらしさを見せようとしているのかもしれない。
ぼくはお父さんのようになりたくなかった。
でもぼくはまだお父さんを越えられない…