【レーシック手術】妊娠中や授乳時期のレーシックブログ:2014/11/07
ぼくがピアノを始めたきっかけは、
声楽をやっていたお母さんの
「お子さんに音楽の勉強をさせたい」という思いからでした。
やはり音楽の道は厳しいもので、
幼い頃は友達となかなか遊ぶことができず、
寂しい思いもしました。
そのうちピアノの手を休めることができる
「食べる」時間が唯一の楽しみになっていったのです。
あの頃は「食べては弾いて」の繰り返し。
練習の辛さから、わざと食事を長引かせたりしたこともあります。
ぼくにとって食べることは
弾くこととは逆の「癒しの時間」だったんです。
そんなぼくのために、
お母さんは時々、家の中でちょっと変わったイベントをしてくれました。
それは「おうちバイキング」と「ピクニックご飯」。
どちらも
ピアノの練習の辛さなど忘れ、夢中になれる、
ぼくにとって素敵なイベントでした。
おうちバイキングとは、その名の通り、
家のあらゆる部屋においしそうな料理と巻紙が置いてあり、
巻紙には次の部屋のヒントが書かれているというもの。
最後に玄関までたどり着くと、
手作りスイーツが置いてあって締めになります。
ピクニックご飯もまたワクワクするイベントです。
普段はインスタント味噌ラーメンやカップ焼きそばを
食べさせることをしないお母さんでしたが、
時々どんなジャンキーなものでも食べて良いという日をつくってくれたのです。
その日は普段の食卓ではなく、
ストーブ横のじゅうたんにインスタント食品を広げて、
お母さんもそこで一緒に食べるというものでした。
お母さんなりにぼくに音楽以外でも楽しみを与えるために、
一生懸命工夫してくれて、自分も楽しんでいたのだと感じます。